現在人気急上昇中の、シンガーソングライター米津玄師(よねづ けんし)さん。
そんな米津さんですが、メジャーデビュー前には “ハチ” という名義で、動画投稿サイトに数多くのVOCALOID(ボーカロイド)曲を投稿していました。
ボカロPだった当時から『曲の中毒性がヤバい』『ボカロPのハチがすごい!』と人気があり、その後米津玄師としてデビューし現在の活躍へと繋がります。才能の化け物です。
そこで今回は、ハチ時代から米津さんを知るファン歴10年の筆者が選んだ “ハチ時代のボーカロイドおすすめ曲” をランキング形式で10曲紹介します。
「”ハチ”の頃はどんな曲を作ってたの?」「ボカロ曲のおすすめが知りたい!」という方は、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。
Contents
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米津玄師はボカロPだった! ハチ時代について紹介
今や有名アーティストの米津玄師さんですが、以前はニコニコ動画でボーカロイドP “ハチ” として活動していました。
ボーカロイドとは「音声合成技術製品」の総称で、今では初音ミクや鏡音リンなどが有名ですよね。米津さんはボカロの初音ミクやGUMIを使い、デビュー前から “ハチ” として多数のオリジナル曲を生み出しています。
2009年からニコニコ動画へボーカロイド曲を投稿しはじめたハチは「結ンデ開イテ羅刹ト骸」が初ミリオンを達成したことで注目されます。
その後ハチの代表作となる「マトリョシカ」を投稿し、短期間でミリオンを達成。現在では1億回再生を突破して『VOCALOID神話入り』を果たしています。
そして2013年に、満を持して本名の米津玄師としてメジャーデビューを果たしました。
“ハチ” ではなく “米津玄師” としてデビューした理由として、「人気が出てきて、ボーカロイドを隠れ蓑にしていたくなかった」と後に米津さんは語っています。
ボカロ曲だけ厳選!米津玄師/ハチ おすすめランキングTOP10
では、米津玄師さんがハチ時代に作った曲を厳選して10曲紹介します。
今の米津さんのルーツとも言えるボカロP時代の曲も、魅力溢れる素晴らしい曲ばかりです。ぜひ1度は聴いてみてくださいね!
※あくまでも、筆者好みのランキングであることをご了承ください
1位「マトリョシカ」
ハチおすすめ曲第1位は、ハチ時代の代表曲「マトリョシカ」です。
米津さん曰く「馬鹿っぽくて、どんちゃんしたの」をイメージして作った曲のようです。
強烈なインパクトを放つメロディと、おちゃらけた楽しい歌詞が絶大な人気を誇る曲です。一度聴いたらクセになる『スルメ曲(噛めば噛むほど味が出てくる)』とも呼ばれていますね。
2019年現在の動画再生数は1億1,000万回。ボーカロイド曲で1億回再生を超えることは本当に珍しく、ボーカロイドが有名になった今でもたった6曲程度しかありません。
「マトリョシカ」は、ハチを一躍有名ボカロPにした曲といっても過言ではないでしょう。
「マトリョシカ」が投稿された時は筆者もボカロ全盛期の時期で、初音ミクとGUMIが着ているパーカーが欲しくなったものです。懐かしい思い出ですね…
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2位「砂の惑星」
ハチおすすめ曲第2位は、米津玄師時代に作ったボカロ曲「砂の惑星」です。
メジャーデビュー後、ボカロ曲をほとんど投稿しなかった米津さんが「ドーナツホール」以降約4年ぶりに投稿した曲が「砂の惑星」です。
筆者が「砂の惑星」を一言で表現すると、「シビれるくらいかっこいい曲」でしょうか。①イントロの高揚感、②サビの盛り上がり、③早口でまくしたてるような歌詞がたまりません。
ライブで「砂の惑星」のイントロが流れると、会場のファンから大歓声が起こります。筆者も大興奮します。
ちなみにアルバム「BOOTLEG」には、米津さんカバーバージョンの「砂の惑星」が収録されています。早口の歌詞をペラペラと簡単に歌い上げる米津さんに思わずシビれますよ。
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3位「ドーナツホール」
ハチおすすめ曲第3位は、ロックなラブソング「ドーナツホール」です。
ポップで軽快なメロディとは裏腹に、もう会えない「あなた」のことをうたった切ない歌詞が特徴的です。イントロに不思議な声が入っているのも気になりますね。
GUMIや初音ミクが全く笑わず、まっすぐにこちらを見つめているイラストも印象的ですよね。この絵はハチさんご本人が描いています。才能に溢れすぎていて怖いです…
アルバム「YANKEE」に収録した「ドーナツホール」は、米津さんがセルフカバーしたものが収録されています。同じ曲でも雰囲気が違い、とてもオススメですよ。
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4位「パンダヒーロー」
ハチおすすめ曲第4位は、ヒーローをテーマに作られた「パンダヒーロー」です。
「パンダヒーロー」を筆者が一言で表現すると「洗練されたカッコイイ曲」でしょうか。
イントロの軽快なリズムで視聴者をワクワクさせ、Aメロ歌詞の言葉遊びも楽しく、サビでは「パッパッパラー」で一気に盛り上がる…考え抜かれたかっこよさを感じます。
「パンダヒーロー」の2019年現在の動画再生数は6,000万回。筆者もボーカロイド全盛期には何十回と聴きましたし、いまだにファンからの人気も高いです。
もし今米津さんのライブで「パンダヒーロー」が流れたら、筆者は懐かしさと嬉しさで倒れると思います。この曲は米津さんがセルフカバーしていない曲なので、いつか実現してほしいですね。
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5位「病棟305号室」
ハチおすすめ曲第5位は、ちょっとコアですが筆者お気に入りの曲「病棟305号室」です。
※PVや曲調が少し怖めなので、苦手な方は注意してください!※
「病棟305号室」のPVは、実は米津さん自身によってニコニコ動画から削除されていますがYouTubeには動画が残っていたため、参考に載せておきます。
筆者はいつもアルバム「OFFICIAL ORANGE」で聴いているためPVを見たのは初めてですが、まさか怖い映像だったとは…苦手な方は気を付けて視聴してください。
怖いもの苦手な筆者としても、正直あまり長い間視界に入れておきたくないですね。
怖さをほんのり感じる「病棟305号室」ですが、実はある曲をリメイクしたものなんです。リメイク前は「雨降る街にて風船は悪魔と踊る」というタイトルの曲でした。
※PVや曲調が少し怖めなので、苦手な方は注意してください!※
イントロから何か急かされているような…じわじわと恐怖が襲ってきませんか。動画の画像も怖いので、筆者は見ないように聴いています。
こちらの曲もニコニコ動画からは削除されているため、あまり広く知られていない曲です。米津さんにも闇の深い時代があったんですね…
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6位「Mrs.Pumpkinの滑稽な夢」
ハチおすすめ曲第6位は、ハロウィンがテーマの「Mrs.Pumpkinの滑稽な夢」です。
怪しげな雰囲気の中に、どこかワクワクさせる可愛らしいメロディが中毒になってしまいますね。大サビで聞こえてくるクラップハンドが行進曲を感じさせます。
「病棟305号室」とはまた違った不協和音(半音)の使い方で、さすがハチさんといったところでしょうか…
「Mrs.Pumpkinの滑稽な夢」の2019年現在の動画再生数は2,500万回。「歌い手」や「踊り手」など多くのニコニコユーザーからカバーされ今ではボカロ定番曲となりました。
PVに登場するオレンジ髪の初音ミクは当時おらず、米津さんの思い切ったデザインも当時注目されました。曲のタイトルから「ミセス・パンプキン」と呼ばれているようです。
ぜひ「ミセス・パンプキン」の登場する、妖しげな世界観の音楽を体感してみてくださいね。
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7位「お姫様は電子音で眠る」
ハチおすすめ曲第10位は、米津さんの初投稿作品「お姫様は電子音で眠る」です。
初投稿作品とは言ったものの、この曲はハチのデビュー作品ではありません。詳しくは米津玄師さんのプロフィール記事を参考にしてくださいね。
【米津玄師/ハチ】プロフィール全部まとめ!身長, 生い立ち, 本名, 年齢, 血液型, 家族, 経歴, 顔, ハチの由来について徹底解説!
イラストも歌詞も可愛らしいはずなのに、メロディのせいかどこか不安な気持ちにさせられませんか。これもハチさんがわざとそうさせていると思うと、当初から才能が一歩抜きん出ていますね。
実はこの曲の歌詞が「雨降る街にて風船は悪魔と踊る」のサイドストーリーになっているそう。ネットで考察をしている方もいるため、気になる方は検索してみてくださいね。
「お姫様は電子音で眠る」はアルバム未収録曲のため、聴くならYouTubeかニコニコ動画しかありません。筆者は好きな曲なので、CD化されずとても寂しいです…
8位「結ンデ開イテ羅刹ト骸」
ハチおすすめ曲第8位は、「結ンデ開イテ羅刹(らせつ)ト骸(むくろ)」です。
「結ンデ開イテ羅刹ト骸」は和風テイストの曲で、どこか狂気じみた不安感漂う雰囲気が特徴です。ですが、ホラー過ぎずあくまで楽しく聞けるのがこの曲の良さではないでしょうか。
ハチさんはこの曲を作るにあたって「違和感」と「無邪気」をテーマにしていたようです。
花札をイメージして作られたこのPV、実は米津さんが全てマウスで描いたものです。マウスで絵を描くことの難しさを考えると、相当な時間と根気が必要だったでしょう…
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9位「ワンダーランドと羊の歌」
ハチおすすめ曲第9位は、夏のキラキラした青春を感じさせる「ワンダーランドと羊の歌」です。
「ワンダーランドと羊の歌」は、夏のお祭りをイメージして作られた曲です。爽やかでキラキラした雰囲気で、スキップしながら聴きたくなりますね。
PVは米津さんではなく、アニメーション動画の作成を手がける『南方研究所』が制作しています。仮面の子供達に導かれて儀式をしたり、PVにも何か隠された意味を感じさせますね…
ネットでPVや歌詞の考察をしている方もいるため、気になる方はぜひ検索してみてください。
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10位「リンネ」
ハチおすすめ曲第10位は、『別れのドロドロしたもの』をテーマに作られた「リンネ」です。
筆者は「リンネ」の気だるくアンニュイな雰囲気が好きです。少女の手首が切れていてホラー要素を感じさせるPVにも関わらず、グッと引き込まれてしまいます。
イラストの少女の舌には “廻” と書かれており、輪廻転生を意味しているようです。別れの曲と輪廻転生には、どのような関連があるのでしょうか…
こちらの曲も様々な考察がされ「中絶の曲」とも言われていますが、その真意は不明です。
ちなみに筆者は昔カラオケで「リンネ」を歌っていた時期がありましたが、「ダァリンダァリン」の高音が上手く出せると非常に気持ち良いです。
歌うには難しい曲なので、あまりオススメはしませんが…
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まとめ:ハチは米津玄師の原点!どの曲もおすすめ
いかがでしょうか。
今回は、ハチ時代のオススメ曲を筆者が厳選して10曲紹介しました。
かなり悩みながら10曲選びましたが、皆さんの好きなランキングはいかがでしょうか。
米津玄師さんとハチさんが同一人物に驚く方も多いですが、名前は違えど本質の部分はいまだに変わってないと思います。
ハチさんとしての初投稿から10年が経ちますが、米津玄師として活動してからも「やっぱり同じ人が作っているんだな」と感じるところがあります。それこそが米津さんの良さではないでしょうか。
大事な部分はブレず、変化が止まらない米津さんからこれからも目が離せませんね。
この記事が最近米津さんを好きになった方や、ハチの人気曲を知りたい方の参考になれば嬉しいです。
これからも、米津玄師さんの情報をご紹介していきます。
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